玄関ドアの錠前は、平成14~15年に多発したピッキングやサムターン回し、こじ破りなどの手口に一定時間耐えられる「CP認定錠」が近年では普及しはじめ、玄関ドアからの侵入を防ぐ物件が多くなってきています。
それに対し、窓ガラスについては、窓の中心部に付いている「クレセント錠」だけで施錠する場合が多く、しかも多くの人は、「ガラスは割れやすい」と認識しながらも、窓ガラスに十分な対策が施されていないのが現状です。
貫通防止(防犯用)フィルムを窓ガラスに貼るだけで、窓ガラスの弱点を容易に克服して防犯性能を高める事ができます。
侵入窃盗(空き巣)の被害はここ数年で減少傾向にありますが、認知されているだけでも10万件以上と、まだまだ被害が多い犯罪といえます。
侵入口は、「窓」が約半数を占めており、侵入手段もそれに比例して「ガラス破り」が約6割を占めています。
窓ガラス周辺が、いかに狙われているかを裏付けるデータといえます。
ガラス破りには「打ち破り」、「こじ破り」、「焼き破り」等の様々な犯行手口があります。
(画像はこじ破りイメージ)
侵入をあきらめる時間は、5以内で約7割。10分以内だと9割以上が犯行を断念するようです。
防犯においては、いかに時間をかけさせるかが重要になります。
また、最近では、業者を装って堂々と犯行に及ぶケースも少なくありません。
日頃からお互いに声をかけ合うなど、地域コミュニティーでの協力も必要です。
窓ガラスをガラスフィルムで防御すると同時に、防犯アラームや補助錠なども活用すると、さらに防犯効果を高める事ができます。
空き巣は、住民が家を空けることの多い時間(朝8時頃から夕方18時頃)を狙って活動しています。
また、侵入強盗による被害は、午前0時から翌4時にかけて多発していますが、昼間も帰宅した住民と鉢合わせになり、居直り強盗になるケースもあるので、とにかく「侵入させない事」が第一です。
仕事や買い物、習い事などで、家を空ける時間帯がパターン化している人は、注意が必要です。
侵入者を防ぐには、「侵入に時間をかけさせる事」が重要ですが、窓ガラスが簡単に破られるようでは、それも適いません。
貫通防止(防犯用)フィルムを貼れば、打ち破りやこじ破りに耐えて、侵入に時間をかけさせます。
それと同時に防犯機具を併用する事で、防犯効果は飛躍的に高まります。
また、それらの防犯機具が破壊・解除されるリスクも減るので、フィルムと防犯機具の双方が有効に機能してくれます。
貫通防止(防犯用)フィルムを貼ったガラスは鈍器で殴打してもガラスが飛び散ったりせず、簡単には破れません。